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学びと読書と暮らしの話

『アンのゆりかご』

 

アンのゆりかご―村岡花子の生涯 (新潮文庫)

アンのゆりかご―村岡花子の生涯 (新潮文庫)

 

小学生の頃、赤毛のアンシリーズの大ファンでした。

都会っ子でもない、お金持ちでもない、努力でのし上がってきた主人公に共感できたからです。

赤毛のアンシリーズを全部読んだ後、モンゴメリの他の作品を読んだり、舞台になっているプリンスエドワード島を実際に訪れたりもしました。

でも、どの本だったかは忘れましたが、もしかしてモンゴメリは人種差別的な考え方を持っていたのでは?と思われる記述を読み、モンゴメリを読まなくなってしまいました。

最近読んだ梨木香歩さんのエッセイでもその点に触れていたので、私の勘違いではないと思います。

とはいえ、私の10代は赤毛のアンの世界へのあこがれとともに成り立っていました。

 

今回『アンのゆりかご』を読むことにした直接のきっかけは、数年前に放送された朝ドラ『花子とアン』です。

赤毛のアンとは距離を取っていましたが、引っ込み思案な田舎の子どもだった10代の私を一人でカナダの小さな島まで行かせたほど影響を与えた作品なので、そこに関連するドラマとなると、無視はできませんでした。

とは言いつつ、ドラマが放送されてからもうだいぶ経ってますけどね(汗)

ドラマを思い出しつつこの本を読むと、あ、一番根っことなっている部分がドラマでは省略されてしまったんだなぁと、ちょっと残念な気持ちになりました。

ま、NHKのドラマでその部分を大々的に取り上げるわけがないですよね。

でも、そこの部分が赤毛のアンをより深く理解するうえで重要な部分だと思います。

そういったドラマでは書かれていない部分が楽しめるので、こちらはこちらで読んでよかったです。

あと、その時代に活躍した女性たちの名前もたくさん出てきて、そういった女性たちの本を読むきっかけになりました。

今ちょうどBSで再放送しているようなので、気になる方はぜひ。

 

ここまで、赤毛のアンといえば村岡花子さん、と書いてきましたが、実は私、村岡花子さん訳の赤毛のアンは読んだことがありません(汗)

小学校の図書室にあったのは、掛川恭子さん訳だったため、赤毛のアンシリーズに関しては村岡花子さん訳のものは全く読んだことがありません。 

赤毛のアン (講談社文庫―完訳クラシック赤毛のアン 1)
 

アンが名付けた場所の名前とか、村岡さんがつけた名前とは違っているので、村岡花子さん訳のものも読んでおくべきかなぁとは思ってます。

 

カナダに行ったときに英語のものを購入したのですが、ずいぶん昔に処分済み...

昔の作品なので、英語のまま理解するのはちょっと大変そうですね。